天天好時光

2004年 09月 07日 ( 1 )

中国人にとってのコーラ

3年前の夏上海にいったときのことを暑い中で思い出した。
あまりに暑いので黄浦公園近くの売店でコーラを買った。
しかし、そのコーラはぬるくて口の中がドロドロするような感覚で
いつものコーラと違いこんなもの飲みたくないなあ、そもそも
夏なんだから冷やして売ってほしいものだとぶつぶつ言いながら、
その飲みかけのコーラのペットボトルを公園のゴミ箱に捨てた。

ゴミ箱を2、3歩離れるとすぐさま子どもが中のコーラのボトルを拾って持っていってしまった。
彼はきっと僕がコーラを捨てるのを見ていたに違いないことは明確で、
その子がペットボトルがほしかったのかそれとも中のコーラがほしかったのかはわからない。
ただそのときは僕は彼はコーラがほしかったのだろうと解釈した。
だから、コーラも飲めない子が上海にはいてその中にいながら自分はなんてもったいない行為をしたのか、それを見ていたあの子はどう思ったのだろうかなどと考えた。

最近観た映画「あの子を探して」の中にも350ミリリットルの缶コーラ2本を二十数人の子どもらで飲んでいる場面があった。
一本3元という価格は彼らにとってして安くはない。
みんなコーラを初めて飲むわけだが禁欲的でちゃんとみんなで均等に飲んでいる。

「為人之母」の中でもコーラが出てくる。
裕福な実母のところへ引きとられクレジットカードまでもが与えられた喜子(シーズ)が、
育ての母のもとを訪れる。
喜子は育ての母とその息子を喜ばせようとコーラを数本買ってくる。
だが育ての母は「うちでは食事中にこれを飲む習慣はないのよ」ととまどいを見せるのであるが、喜子はせっかくだからと無理やりに飲ませようとし母も「こんな高いもの」と言いながらもそれを受け入れる。
ここでもコーラが高級品の代名詞として描かれている。

先日スーパーで水出し麦茶を買った。
でかい袋に入った茶葉が300円弱。
これで何リットルの麦茶が作れるだろうか。
それに比べると、500ミリリットル100円のコーラやお茶が高く思えてくる。
ましてやコンビニや自販機で買えば1.5倍もするのだ。

便利な生活に慣れてしまい、日頃贅沢をしていることに気がつかないことがある。
[PR]
by pangxie | 2004-09-07 05:28