天天好時光

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変態

変態(queer,クィア)研究について、考える。資料がないので、何ともまとめることができないのだが。

これまで、SMだの、ロリコンだの、ショタコンだの、ゲイだの、レズビアンだのというものは、「変態」として、蔑視されてきた。今でもそうである。だが、そもそも、正常がなければ、異常があるはずもない。そして、異常がなければ、正常もあるはずがない。正常なものは、もとより「異性愛」である。しかし、ただの異性愛であれば、SMやロリコン、ショタコンも立派な「異性」愛として成立するのだが、ここでいう「異性愛」は、「次代再生産」を念頭に置いたものである。つまり、男と女が正しいセックスをして、子を生み、育て、「家族」を再生産する。これが「正常な異性愛」として、変態の上位に立っている。逆に言えば、「次代再生産」を成さないものは、すべて「変態」ということになる。

変態を祭り上げて、締め出すことによってしか、正しい異性愛を全うできない、その脆さを、変態研究は突こうとする。正しい異性愛は、変態なくしては、ありえない。しかし、正しい異性愛と変態との距離は、思っていたよりも、近いのではあるまいか。誰しも、変態になる可能性を持っている。人の変態に対する不寛容は、自己の中に変態を呼び込みたくないという恐怖であって、それは、自己そのものが、恐れているはずの変態であるかもしれないと気づくことに対する恐怖、である。
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by pangxie | 2006-03-30 21:00

大学书城

夜を食べて、雑誌『読者』を買って、本屋に行った。

いつもの「学人书店」と「志达书店」に行こうとした矢先に、国定路と武東路の交差点に「大学书城」の開店したのを思い出したので、途中で引き返して、「大学书城」に行ってきた。ここは、3階建てで、1階と2階は書店、3階はカフェになっている。「大学书城」と、名前の立派な割には、在庫の数は決して多くなくて、同じ本が棚に何冊も並んでいたり、畅销书(人気本)の棚に、明らかに人気などない、置き場所がなかったので適当に置いであろう本が、並んでいたりしていて、あまり良くなかった。それに、割引が会員限定であるのも、不満である。「学人」は一律2.5割引だし、「志达」も1割引で売っているのだから、見習ってほしい。結局、欲しい本は買えずじまいであった。

『読者』を読んでいたら、ちょっと気になる文章があった。

心理学の研究成果を引いて、子は、母の母乳を飲ませて、母の愛情を以て育てないとダメである、というようなことが書いてあった。そして、男は外で働いて、女は子育てを行うべきである、と締めくくっている。著者の意見の拠りどころとしている「心理学」の学説は、果たして、どこまで信用に足るか、甚だ疑問である。母乳の出ない母もいるし、母のいない子もいるのだから、このように断定的に言ってもらっては、困る。
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by pangxie | 2006-03-28 22:42

「中国化」

日本の大学の修了式。生中継で見ていましたよ。ばっちり映っていましたね。総長との握手も、ちゃんと見てました。時差があるので、日本の10時は、こっちの9時。うちの研究科まで見て、授業に行きました。教室には、ギリギリ、間に合いました。お疲れ様でした。

先日、ある人から、「あなたは本当に中国化しているよ」と言われた。
自分でも、そうかもしれない、と思う。

街でアンケートを頼まれたとき、「日本人ですけど、いいですか」と言ったら、「本当?日本人なんて分からなかったわよ。中国語すごい上手だもの」と褒めてくれた。今日、食堂で、偶然向かい合わせになった会計士の社会人学生と話していたときも、「あなた留学生?どこの国から来てるの?全然気づかなかった」と言われた。

初めはどうしても行く気がしなかった食堂も、いまでは普通に行って食べているし、バスには乗りまくっているし、確かに「中国化」が進んでいるのかもしれない。

夜、中文の授業があって、隔週のはずが、毎週に変更になってしまった。今日のテーマは、「学生は苦労して勉強しなくてはならない」。大学院を受験する学生が、茅盾の『子夜』も読んだことないなんてと、嘆いていた。成功している人は、みんな、見えないところで努力をしているものだ、と力説していた。「お説教」を聞きながら、なるほどと思うも、頭のなかは発表のことでいっぱいであった。ちょうどHSKと重なる頃なので、大忙しである。頑張って、悔いの残らないようにしたい。帰りは、同じゼミ生のGさんと、映画のことをしゃべりながら、帰宅。お互いに、DVDの貸し借りをすることになった。同じ北区なので、ご近所さんである。
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by pangxie | 2006-03-27 21:07

一日

朝は、自分の課題に取り組み、昼は、散歩を兼ねた書店めぐりをしてから、HSK対策をして、夜は、理論書を読んだ。

上海に来てから毎日、だいたい朝4-5時のあいだに起きるのが、習慣である。べッドの寝心地が悪いので、目覚ましをかけなくても、自然に起きてしまう。せっかく早起きしているのだから、時間を無駄にしまいと、散歩に行ったり、勉強したりしているのだが、最近は、朝一で自分の課題をこなすのが、定着しつつある。散歩は、道を歩くのに飽きてきたので、しなくなってしまった。

そんなわけで、国権路にある本屋まで、歩いた。こんなに歩いたのは、久しぶりである。気温の高い日に歩き続けるのは、かなりしんどい。それに本屋で1時間以上物色したものだから、帰り道で足が痛くなってきた。今度、足マッサージに行ってくる。

今日、読んだ理論書は、竹村和子『フェミニズム』(岩波書店、2000年)。

大学院に入って、自分の研究の方法を考えあぐねていたときに、出会った一冊である。あの頃、この本を読んだおかげで、自分の中でモヤモヤしていたものが、解かれたような気がした。だから、いまでも、自分のやっていることに自信が持てなくなると、ついつい、この本を読んでしまう。なんだか、いまの自分の原点が、この本にあるような気がしてならないからである。

そののちに、竹村先生が、うちの大学に集中講義でいらして、じかにお話をうかがうこともできた。運が良かったとしか、言いようがない。
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by pangxie | 2006-03-26 22:08

こどもニュース

気分転換に、池上彰『これでわかる! ニュース基礎の基礎』を読んだ。

著者は、もとNHKのキャスター。「NHK週刊こどもニュース」の、父親役兼進行役で有名である。ニュースを理解するには、この人の出している本がよいと、上海の同学に教えていただいたので、一時帰国の際に買って持ってきた。

新聞もテレビも、いまの情勢を伝えるのに精一杯で、なかなか事の背景を教えてくれない。だから、「こどもニュース」も、「こども」ばかりでなくて、「オトナ」も好んで見た、と著者は書いている。確かにそうである。かゆいところに手の届かないという、もどかしさは、ニュースを見るたびに感じていた。それでいて、どこから手をつけてよいのやら、さっぱりなものだから、知らないままでやり過ごしていた。この著者の本を、まずはじめに読めば、ニュースを知るうえで前提となる基礎知識を得ることができる。

昨今、NHKは、いろいろ批判が多いけれども、「こどもニュース」のような番組を企画するような人のいる(あるいは、いた)ことは、大いに評価してよい。くだらない番組ばかりを大量放出して、視聴率獲得競争に汲々としている民放は、見習うべきである。

斯様な良書の世に出ていることを、つい最近まで知らなかったのは、まことに迂闊であった。
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by pangxie | 2006-03-25 23:08

やっかいな問題

HSKの文法対策問題集で、ひとつやっかいな問題があった。辅导も答えを出すのに難渋していた。

A~Dの文章を、正しい順序に直すものである。

A 他包我的费用,包括住宿费、机票费
B 去也得去,不去也得去
C 反正我每次没有钱的时候我就把他拉着
D 他不让我说他是干什么的,也不让说他的名字

並べ替えは、だいたい、副詞に注目すれば答えが出てくるものである。だが、この問題は、文の意味そのものが分かりにくいので、困る。

HSK対策で、面倒なのは、口語表現と複文である。今日勉強したのを、メモする。

我简直难堪极了,走也不是,不走也不是。
大家七嘴八舌,我在那儿说也不是,不说也不是。

放着觉不睡,半夜三更看什么电视?
放着这么多书不看,净想玩儿。
放着现成的工作不做,却跑到外地去打工。

要是考不上大学,看你怎么办?
要是你把这个客户得罪了,看你怎么向经理交代?

你怎么唱来唱去,就是那一首歌啊?
说来说去,都是他的错。

你们别着急走,说什么也得在这吃顿饭啊!
你别想敷衍我们,今天怎么着也得把话说清楚。

这项工作你干也得干,不干也得干。
这个会议要求每个人都得到场,你去也得去,不去也得去。

瞧他那得意的样,不就是得了一个第一吗?
看你那孬样,姑娘要是喜欢你,太阳得从西边出来!

什么新的旧的,我一个老太婆,衣服能穿就行了。
什么你的我的,好朋友就别分得那么清楚了吧。

这里无所谓冬天不冬天,四季都是一样的。
封建社会人们认为,女人无所谓有文化没文化,只要温柔贤惠就行。
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by pangxie | 2006-03-25 22:55

授業

口語の授業で、「男女应不应该平等?」と題して、討論が行われた。

皆の話しているのを聞いて、感じたことは、ゆっくりでも、ちゃんと話したほうが、相手に通じるということである。中国人と同じスピードを目指すのは、目標としてはいいのだが、声調や発音が間違っていると、かなり聞きにくい。じじつ、先生も首をひねっていた。それでも、話さないよりは話したほうが、もちろんよいのだけれども。「沈黙は金なり」は通用しない。中国ではなおさらだ。最後の、先生の的確なアドバイスが、なかなかよかったと思う。「語彙を増やそう」とか、「もっとゆっくり話してみよう」などと、ひとりひとりの特徴を捉えていた。この授業で使っているテキストは、辅导も褒めていたので、一冊しっかりと身につけたい。

それから昼は学食で済ませて、ヒアリングの授業。

つごう10回ほど参加しているのだが、進歩の程はどのくらいか、不安になってきた。語学はコツコツやるものなので、すぐに成果は現われないのは分かっているのだが、こうも手ごたえがないと、かなりの時間を要するのではないか。とくに、メモを取るのが苦手である。
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by pangxie | 2006-03-25 09:45

怒り爆発

うるさい音楽を、大音量で流している馬鹿者がいたので、注意した。一度ならまだしも、連日の昼夜を問わない騒音である。とんでもない。

普段は「温厚」と言われる者でも、怒りの頂点に達するときがある。まさか、上海で、しかも、日本人に対して怒りを爆発させるなど、思いもよらなかった。

ところで、奴らは、日本でも、同じようなことをしているのだろうか。勉強はしないわ、うるさいわで、本当にロクな奴がいない。改めて、悪質な留学生の多いのに、辟易した次第である。どのような教育を受けてきたのか、甚だ疑問に感ずる。漢語の先生が、「お金払って来ているのに・・・」と嘆いたのも、むべなること。マジメに学ぼうとする姿勢のない者に、どうして、熱心に教えることができようか。先生に同情する。こういう奴らがいると、留学生全体のイメージが悪くなるから、たまったものじゃない。

あと、救いようがないのは、どこの世界でも、馬鹿は馬鹿同士で固まっていること。さらにお気の毒なのが、馬鹿は自分を馬鹿と思っていないことである。だから、周囲が迷惑を被っているだろうという、常人なら誰しも可能な想像力が、働かない。馬鹿が馬鹿たる所以である。

馬鹿には近寄らないのが、一番である。ひとつの「病気」であるからだ。
馬鹿は、何よりも恐ろしい病気である。自覚症状がないのだから。
「馬鹿につける薬はない」。これは真理である。

さて、質問。上の文章に、「馬鹿」という語が、いくつ出てきたのでしょう?正解者には、粗品をプレゼント。
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by pangxie | 2006-03-23 09:54

我听不懂上海话

夕飯を食べて、宿舎に戻る途中、大学構内のATMに立ち寄った。

機械の故障らしく、現金が下ろせないので、あきらめて帰ろうとすると、後ろに並んでいたカップルが、早口で何か話しかけてきた。「上海語は分かりませんよ」と言ったら、怪訝な顔をして、今度は普通話で「現金下ろせますか?」と聞いてきた。

念のため「さっきのは上海語じゃなかったですか?」と確認したら、「普通話ですよ」と笑われてしまい、「すみません。日本人ですから、すぐに分からなかったんです」と謝っておいた。

街で声を掛けられると、しょっちゅう「上海語は分かりませんよ」と言っているので、今日も、条件反射的に出たのかもしれない。

そういえば、上海語のテキスト、二冊も買ってあるのに、全然勉強していなかった。買ってあったことも、いま、思い出した。。。
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by pangxie | 2006-03-22 22:48

七浦路服饰市场

有名な、七浦路服饰市场に行ってきた。

宿舎の近くからバスが出ており、乗り換えすることなく行ける、と辅导に教えてもらった。念のため、運転手に確認する。「終点で降りろ。いま、飯食ってるから中で待ってろ」と運転手。上海のバスには、時刻表がない。路線によっては、始発でベルが鳴るところもあるのだが、今日の場合は、どうやら運転手の裁量に任されているようである。

しばらくすると、運転手が入ってきて、「おまえ、日本人だろう。」と言われ、それから、しばらく話をしていたのだが、バスを運転しながらの会話なんて、しかも、くわえタバコまでしているものだから、なんだか危なっかしい。話に夢中になってるものだから、停留所のアナウンスも一度も流さなかった。終点に着くと、彼が道を丁寧に教えてくれたので、無事、七浦路に到着して、買い物を済ませることができた。親切な人でよかった。

ところで、ニセモノ市場で有名な、襄阳市场は、5月いっぱいで閉鎖されるとのこと。

これを聞いたときは、正直、ざまあみろ、いい気味だ、と思った。あそこの店員たちは、みな、強引である。いらないと言っても、しつこく勧誘してくるから、たちが悪い。あのしつこさは、七浦路の店員たちには、あまりないようである。

帰りに、また、タルトを買って、おやつに食べた。凝り性の飽き性なので、そのうち、タルトに見向きもしなくなると思う。
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by pangxie | 2006-03-22 18:55