天天好時光

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さすが・やはり

DVDデッキがおかしい。去年の暮れあたりから出し入れがうまくいかないことがあったけれども、ちょっと叩けばどうにかなったので放置していた。最近はちょっと叩くだけではダメで、かなり力を入れなくてはいけない。デッキを叩けば、当然DVDにもダメージを与えることになる。そのためか、お気に入りである寅さんが、途中から見られなくなってしまった。買って1年足らず。1年も経たずしてガタがくるとは、さすが(やはり)中国である。

DVD『浪華悲歌』を購入。『夜の女たち』があったなら『浪華』もきっとあると思い、わざわざ古北の店まで行って買ってきた。購入後は、普段なら古北に行ったら必ず立ち寄るスタバや蜂蜜屋も今回は素通りして、即帰宅。8年前に観たときはデジタル加工のなされていない、やや観づらいものであったが、今回のDVDは問題なし。やはり不朽の名作のひとことのふさわしい、素晴らしい作品であった。

長女の綾子が、ふがいない父と兄、そして無邪気な妹のために自分の幸せをなげうってお金を工面し、彼らに活路を開いてやったものの、彼らは綾子の生そのものを否定してかかる。あまりに理不尽なことではあるまいか。陳腐であるが「恩を仇で返す」ということばが、まことにふさわしいと思った。
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by pangxie | 2007-03-29 04:18

概説書

つぎの引用は、果たしてどの国を指しているのであろうか。

「同性愛者と女性に対しては差別的言辞を吐いてもよいと信じ、解放の言説を侮蔑し、資産家とセレブを尊敬すべきと信じている人間が国民の半数以上を占める劣等民族の国」

これは、積読のなかからアットランダムに選り抜き、睡眠薬代わりとして寝る前に読もうとして開いた、理論を解説した本の「はじめに」に書いてあったもの。思わず笑ってしまった。

理論書はとてつもなく難解である。私は、それらを読もうとするときに、相当の勇気と決心を要する。思い切って1冊読了しても、果たして私の理解が正確なものなのか(もともと正確な読解などありえない。書かれたものが読者を獲得した以上、読者のさまざまな解釈があって然るべきである。これは文学作品であろうと理論書であろうと同じこと。)、どうしても不安に感じてしまう。だから、ついついかような概説書を買ってしまい、その他の読者、わけてもプロの読者の理解や反応を確認したくなる。

それに、概説書の多く出版されている今では、○○(という概説書)経由で◇◇(という理論書ないし理論家)を読んだ、などという、私のような横着者が、どんどん出てくるに違いない。
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by pangxie | 2007-03-28 15:28

対話

北京の大学で教えている先輩が、シンポジュームに参加するため、上海にやってきた。夕食を一緒に食べながら話をすることになっているが、彼女の泊まっている虹口には美味しい店など皆無。南京路までそんなに遠くはないと思って、揚州飯店に行くことにした。私は昼遅くに呉越人家でラーメンを食べたため、あまりおなかが空いていない。彼女は少食。それにも拘わらず、チャーハンだの焼きそばだのたくさん頼みすぎてしまい、すべて「打包」するはめに。

ふたりで何を話したかというと、ほかでもない留学経験のこと。彼女は名古屋に長いこと留学していた。日本で暮らす中国留学生の酸いも甘いも知り尽くしており、私の日頃のささいな悩みなど、取るに足らないことのようであった。

日本人の中国留学と中国人の日本留学とでは、状況が異なる。中国人が日本に来ると、とくに私費の場合は、親が裕福でないかぎり、どうしてもバイト漬けになる。親戚から借金をして当面の費用を工面する場合もある。借金を返すためには、どうしても精一杯バイトに励まなくてはならない。彼女が言うには、金銭的な悩みに加えて、将来どうしようかという漠たる不安も、留学生活中には絶えずつきまとっていた。多くの場合、中国に所属を持たないで日本にやってきたわけだから、中国で就職活動をするにも、なんのつてもなければ、苦労するに決まっている。このご時勢、「海帰」など珍しくもなんともないからである。いわんや日本での就職活動など、よほどの実力がないかぎり、日本人以上に大変である。日本人の留学時の気楽さが、中国人にはないのである。

これから、中国人の友人からお前の留学生活はどうだったか、と聞かれたら、私の留学生活など語るに値しない、と返答することにしたい。
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by pangxie | 2007-03-24 12:31

授業

授業が始まって2週間が経とうとしている。留学生活最後の1学期なので、いくつか出てみようと思って時間割を見たものの、興味をそそるものがまったくなくて、結局は指導教授の講義とゼミにのみ参加することにした。

講義で3冊、ゼミでも3冊の予習が必要であるが、具合の悪いことにいずれも木曜に開講されている。具合が悪いというのはつまり6冊を木曜日までに読まなくてはならないことであるが、なぜ具合が悪いかというと、無計画で気ままにしか本を読まない私にとって、1週間で6冊もの書物を併行して読むことは、文字通り至難のわざであるからである。

さらに、授業とは別に読まなくてはならないものがあり、併行して本を読むという行為のとても苦手な私にとっては、甚だ辛いかぎり。小学中学高校大学では、いろいろの科目を同時に勉強していたはずである。しかし、年を経るにつれて、ひとつのことしかできなくなってしまった。いや、ひとつのことですらうまくやれていない。

ともかく、今学期は留学の締めくくりということで、これまでのようにのんべんだらりと過ごすわけにはいかない、と自分によく言い聞かせることにする。
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by pangxie | 2007-03-18 14:17

良薬苦口

先週木曜の夜(8日)から具合が悪くなって、金土と一日中部屋のなかで休んでいたが、なかなかよくならない。

仕方がないので、11日の日曜、やっと病院に行ってきた。

今回はノドがとくにひどかったので(一時は声を出せなかった)、五官科医院に行ってきた。ここは復旦大学の付属である。場所は、汾陽路という、近くに上海音楽学院のあるところ。この病院は、日曜でも平日と同じように診察している。とりあえず普通ではなくて専家をお願いした。専家になると診察費が5元くらい高くなるらしいが、5元で専門家(何をもって専門家というのかは不明)に見てもらえるならば、と思って、お願いした。

先生はマジメな方で、私が外国人であるのを知ると、はっきりゆっくりとした口調で症状について解説してくれた。それから処方する薬についても、飲み方をひとつずつ教えてくれた。

ただ難点がひとつ。薬の高いこと。明細を見ると158.38元とあった。中にはこの病院オリジナルの中薬も含まれていたが、これがとてつもなく苦い。苦い上に1回に服用する量が多いものだから、やってられない。良薬口に苦しではあるが、こんなもの毎日飲むくらいなら、とつい思ってしまうもの。

この日の帰りは久光に立ち寄ってうどんを食べ、夕食にできあいのものとヨーグルトを買って、帰宅。
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by pangxie | 2007-03-13 03:23