天天好時光

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濡れ衣

図書館に本を返却した。そして別の本を借りようと、受付前の自動貸出機で貸出手続きを済ませると、受付の係員に呼ばれて、さっきあなたが返した本にはたくさん線が引いてあった、と言われた。

まるで私が線を引いた犯人であるかのような口ぶりだったので、私が線を引いたのではないこと、自分の読んだ章ではあまり気にならなかったこと、を伝えた。

それでも係員は私を疑い、あまり納得していない様子で、今度からは返却時に線が引いてあったことを教えてほしい、などと文句みたいなことを言ってきた。

私はよほど気になるような線の引き方(濃い鉛筆で太い線が引いてあるなど)の場合は、極力消してから読むのだが、そうではないものはそのまま無視して読み進める。また、軽く読もうと思っている本の場合でも、線引きはあまり気にならない。

今頃になって、返却時にチェックするくらいなら、最初からしておけ。最初から一冊ずつちゃんとチェックしていれば、誰が犯人かすぐに分かるだろうが。思い付きだかなんだか知らないが、途中からチェックされると、私のように濡れ衣を着せられそうになる者が出てくるのだ。
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by pangxie | 2009-11-26 00:51

講演会

邱妙津『ある鰐の手記』(作品社、2008)の訳者の先生によるもの。テーマもこの小説について。

事前にゼミで読書会があって、翻訳だけザーッと通して読んだ。日本語だから1日で読めるかと思いきや、読んでいてかなりイライラしてきて、思ったより時間がかかってしまった。

主人公が一人で延々と自分がレズビアンであることに悩んているのだが、その悩みに共感できなかった。一方、「鰐」の物語は、今でも十分に通用する、ゲイバッシングに対する批判として読むことができた。

決して「細読」したわけではないので、講演会での先生による解釈に一々納得した。

疑問点は二つ。一つ目は、作者がこの作品を書こうとした動機は何だったのか。先生から80年代に台湾で大きなゲイバッシングがあったらしい、という情報を得た。ただし、それが確たる「事件」として歴史に刻まれてはいないようだ。

二つ目は、この作品は版元を変えてこれまで絶えることなく出版されてきたというが、一般読者はどのような評価を与えているのだろうか。うっかりして、聞くのを忘れてしまった。質疑応答で指名までされたのに。。。
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by pangxie | 2009-11-07 23:45

懐かしいテキスト

東方書店から『中国語口語表現 ネイティヴに学ぶ慣用語』(徐建華編著、是永駿・陳薇編訳)という本が発売された。

これは北京語言大学出版社から出ている『漢語口語習慣用語教程』に日本語訳を付したもの。

上海にいた時、家庭教師について勉強していたテキストがこれだった。福州路の外文書店で偶然目にしたものだが、ちょうど慣用句や成語をちゃんと勉強したいと思っていたので、この本を使うことにした。

いざ使ってみると、1課に出てくる慣用句の量が多く、予習に時間がかかった。例文は長く難解なものばかりで読解の訓練になった。各課末の練習問題も充実している。だからこれを全課終えた時は、大変すがすがしい思いがした。

慣用句のテキストとしては、これよりずっと前に『おぼえておきたい中国語慣用語300』(香坂順一、羅小東共著)が光生館から出ている。こちらの方が例文が易しくピンインもついており、また文中に出てくる語句の解説も充実している。

だから慣用句を覚える時は、二冊併用して、最初に『おぼえておきたい』を勉強し、それから『中国語口語表現』に入って応用力をつけるのがよいと思う。

なお成語は「おぼえておきたい」シリーズの『おぼえておきたい中国語成語300』がある。ほかにしゃれことばやことわざ、辞書で解決しない表現など、「おぼえておきたい」シリーズは読んでいて面白い。

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by pangxie | 2009-11-01 01:05