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天天好時光

苦悩を超えての歓喜

いろいろはかどらなくて

中途半端な状態が続いている。

でも好きなことしてこうなっているんだから

しょうがない。

「苦悩を超えて歓喜へ至る」

これをめざしてがんばろう。
# by pangxie | 2011-08-04 23:54

とんこつスープ事件

上海のあちこちにある「味千ラーメン」。

ここが今ホットニュースになっている。

というのは、

ここのとんこつスープが店で作られたものではなく、

外注の濃縮液を薄めただけのものだったからだ。

そしてこのスープ、

1杯につき1600mgのカルシウムが含まれているとされ、

栄養が売りだったのだ。

ところが、濃縮液であることがばれると、

このカルシウムの含有量も嘘だったことが判明。

たった48.5mgしかないとのこと。

中国人はみんなだまされたと怒り心頭だ。

この「事件」を中国語で〔骨汤门〕(グータンメン)という。

〔骨汤〕はとんこつスープのこと。

〔门〕は、「世間の注目を浴びた事件」ほどの意味。

ここ数年に広まった新語である。

『セレクト8 時事中国語2011』(三潴正道ほか、朝日出版社)にも紹介があって、

〔艳照门〕(香港の芸能人のポルノ写真がネットで流出したスキャンダル)

〔学历门〕(IT企業のトップの学歴詐称事件)

などが挙げられている。

そしたら、

今度はケンタッキーの豆乳が各店で大豆を挽いて作るものではなく、

粉を外注して、それを店で水で希釈して売っていたことが発覚。

ケンタッキーの豆乳は個人商店のそれよりもずっと高い。

ホットが6.5元、アイスが7.5元もする。

原価は1元足らず。

こちらも〔微博〕(ウェイボー=中国版ツイッター)を中心に

批判が沸き起こっている。

味千ラーメンとケンタッキーに共通しているのは

消費者の絶大な支持を得ているファーストフードで

しかも値段が決して安くないこと。

味千のラーメンなんて1杯20元はするし、

ケンタッキーのハンバーガーも1個10元はする。

相原茂先生は1元=80円説を唱えておられたが、

これで換算すれば

味千ラーメンは1杯1600円

ケンタッキーのハンバーガーは800円

豆乳は1杯520円ということになる。

そんなお高い店で悪辣な商売をしていたのだ。

非難の嵐もむべなることである。
# by pangxie | 2011-08-03 21:16

疲労

とにかく今日は疲れた。

しばらく翻訳はやりたくなくなった。

夕食をドカ食いしたのもよくなかった。

お腹が張って気分が悪い。
# by pangxie | 2011-08-02 23:56

ランチ

早朝涼しい時に論文を少し訂正。

なかなか進まない。

昼からは翻訳の仕事が入っていたけど、

お世話になっている方とランチをすることになり、

急遽明日に変更してもらった。

ランチは丸の内のkawabunというイタリアンレストラン。

先方の希望で。

料亭河文の系列店。

料亭の方は不景気のせいで経営譲渡され、

9月末に再オープンするとのこと。

イタリアンの方は手ごろな価格でのんびり食べられるので、

わりと人気があるようだ。

(わたしは、わざわざここへ来てまで食事をすることもないと思うが。)

まあ、強いてここのよいところを言えば、食事をした後は

ラウンジでくつろいでデザートや飲み物をいただくことができることか。

栄や名駅のランチじゃなかなかこうはいかないから。

今日はここのデザートは食べずに、栄に行って、ハーブスで口直し。

最初は松坂屋のキルフェボンがよかったみたいだけど、

ここは席と席の間隔がものすごく狭く窮屈なので却下。

キルフェボンはテイクアウトして家で食べたほうがいいですよ。

ということで、ラシックのハーブスにした。

ここはミルクレープがおいしく、実際に今日もよく売れていたが、

なんとなくチョコレートが食べたかったので、チョコケーキにした。

ここでもあれこれと話しこんだ。

それから岩倉に戻って、母に頼まれていたDVDのレンタル。

6枚ほど頼まれたんだけど、結局2枚しかなかった。

GEOは旧作80円で安いのはいいが、種類が少ないのが難点。

あと張愛玲原作、アンリー監督の「ラストコーション」が

アジア映画の棚じゃなくて、サスペンスの棚に置いてあった。

たしかにサスペンスとも言えなくはないが、

中国映画はものすごく少ないんだから、

アジア映画の棚に置いてほしいと思った。
# by pangxie | 2011-08-01 23:16

変態研究

河口和也『クィア・スタディーズ』(岩波書店、2003年)を読んだ。

買ったばかりの頃に1度読んだはず。

しかし内容のほとんどを忘れていた。

まじめに読んでなかったのだろう。

興味深かったのは、Ⅱの第一章で映画『ハッシュ』を分析したところ。

従来の規範的な家族が

規範からはみ出る者をいかに苦しめることか。

規範から飛び出して新しい家族のありかたを求めようとすると、

たちまち抑圧されてしまう。

セクシュアルマイノリティの生きにくい現実を、

『ハッシュ』は一種極端な形で描いている。

03年から2年間ほど、熱心にジェンダー関係の本を読んでいた。

ジェンダーこそ作品を読むときに必要な理論だと信じていたから。

そんな思いが天に通じたのか

03年の集中講義は竹村和子先生、

04年の集中講義は大橋洋一先生と

じっくり読んでいた本の著者の講義を直接聞く機会に恵まれた。

(また04年には魯迅研究で有名な丸尾常喜先生の集中講義もあった。

先生の『魯迅「人」「鬼」の葛藤』も個人で、そしてゼミで熟読した)

それから残念なことに各講座の集中講義は廃止されてしまった。

新しく発表された論文とか刊行された本ももちろん大事だけれど、

自分にとって「定番」のものを読み直してみることも必要だと思った。

一方で新しい気づきがあり、

一方で自分のモチベーションを上げることができるので。
# by pangxie | 2011-07-31 20:56