キタとミナミ
以前、上海では「包子」(パオズ)のことも「馒头」(マントウ)と言う、と聞いたことがある。
今年刊行された『現代漢語詞典(第五版)』の「馒头」の項目ではつぎのようにある。
①小麦粉を発酵させたあとに蒸した食品、通常、上が丸く、下が平らになっており、
餡が入っていない。
②〈方言〉包子のこと。
昨日買った呂叔湘『語文漫談』では、このことについて考察している。北方で言う「馒头」は中に餡の入っていない蒸しパンのことを指す。だが、昔、「馒头」は餡の入った蒸しパンのことを指していた。餡のないものは「蒸饼」と言っていた。
昔の意味が、今も南方では生き続けている。それでは、「包子」はどうなのか。「馒头」が餡入りの蒸しパンならば、「包子」だって同じではないか。呂氏の推測では、違いは皮の厚さによるとのこと。日本の「饅頭」だって餡入りのものを指している。
今年刊行された『現代漢語詞典(第五版)』の「馒头」の項目ではつぎのようにある。
①小麦粉を発酵させたあとに蒸した食品、通常、上が丸く、下が平らになっており、
餡が入っていない。
②〈方言〉包子のこと。
昨日買った呂叔湘『語文漫談』では、このことについて考察している。北方で言う「馒头」は中に餡の入っていない蒸しパンのことを指す。だが、昔、「馒头」は餡の入った蒸しパンのことを指していた。餡のないものは「蒸饼」と言っていた。
昔の意味が、今も南方では生き続けている。それでは、「包子」はどうなのか。「馒头」が餡入りの蒸しパンならば、「包子」だって同じではないか。呂氏の推測では、違いは皮の厚さによるとのこと。日本の「饅頭」だって餡入りのものを指している。
by pangxie
| 2005-12-18 22:10