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天天好時光

一時帰国(2)

テレビドラマ。面白いものがない。昨日「ハチミツとクローバー」を見てみたが、所々に散りばめられている小ネタが、どれもこれも、つまらなかった。鬱陶しくさえ感じられた。これは「のだめ」でも感じたこと。こういう作風がはやりなのかもしれない。いや、小ネタなどより私はヒロインの「はぐみ」が嫌いなのだ。

他のドラマも相変わらずのメンツで、ちょっと前に話題になった俳優を安易に起用して、新鮮味がない。改変期にこうした連中が番組宣伝でバラエティに出てくるのも、どうにかしてほしい。しょせん連中はどこでも飾り物でしかない。連中を見たい視聴者を当て込んで、視聴率を稼ごうとしているだけ。ドラマも内容は二の次なのである。

クイズ番組が増えたような気がする。漢字を読めだの計算しろだの、常識を問うものばかり。この手の番組は、結局、何も分からない一部のタレントやアイドルを引っ張り出し、小ばかにしているだけなんだけど、やっぱり見ていて気持ちのよいものではないな。

クイズ以外のバラエティでは、芸人どもが視聴者を笑わせようとしているというよりは、内輪の話題で盛り上がっているだけ。つまらん。漫才上がりの司会者も、大物ぶった尊大な態度、しかも大して面白いことを言っているわけではない。

NHKの中国語会話。生徒役かアシスタントかよく分からんが、要らない。発音が全然正しくない。映画の紹介やインタビューも結構だが、もう少し濃密な内容にしてもらえないものか。私は以前、92年度の陳真先生担当の講座を見て、中国語を勉強したいと強く思ったことがある。

あの講座はスキットが充実していた。ニーハオ北京というタイトルで、俳優の朱旭や舞台女優の史可が出ていた。実例や応用会話などでは、自然な速さの中国語を時間いっぱい聞かされて、聞き取りの練習もできた。北京の路上で撮った映像から、中国のさりげない風景を垣間見ることもできた。これは特例かもしれないが、当時の榎本先生や山下先生の講座も、スキットは充実しており、テキストの解説を通読するだけでも、かなりの語彙、構文を覚えることができたのである。今やネットやCS放送で中国映画や音楽などすぐに視聴できるんだから、NHKではもっとお堅い番組を提供してくれればいいのに。

ないものねだりは承知の上で、文句ばかり書いてしまった。
by pangxie | 2008-01-30 13:39
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